私たちの身の回りにはさまざまな色があふれています。
何気なく目にしている色ですが、実は私たちの心や体に大きな影響を与えています。
「気分が落ち着く色」「元気になる色」「リラックスできる色」など、色の持つ心理的な効果をうまく活用することで、心と体の健康を整えることができます。
当サイトには色彩心理分析を学ぶ特集ページがございますが、
本日は、色彩心理の基本と、健康的な生活に役立つ色のチカラを紹介します。
色彩心理とは?
色彩心理とは、色が私たちの心や体に与える影響を研究する分野です。
色は単なる視覚情報ではなく、私たちの感情や行動に深く関わっています。
たとえば、赤を見るとエネルギーが高まり、青を見ると落ち着くといったことは、色が無意識のうちに私たちの心身に作用しているからです。
また、無意識に何気なく選んだ色に、今の心の状態が反映されていることをご存じでしょうか?
色と感情は深く密接な関係があり、私たちは自分の心や体の状態を知らず知らずに色で表現しています。
色彩心理をうまく活用すれば、ストレスを軽減し、ポジティブな気持ちを引き出し、健康的な生活を送ることができます。
色が心と体に与える影響
1. リラックス効果のある色
日常のストレスを和らげたいときに活用したいのが、リラックス効果のある青色や緑色です。
青色は、 筋肉の緊張を和らげ、興奮を鎮める効果があります。心を落ち着かせるのでリラックススペースに、深い眠りを促すため寝室におすすめです。
緑色はは、疲れた心を癒し、集中力を高める効果があります。ストレスを和らげ、疲労回復効果などがあるので、お部屋に観葉植物、緑の多い公園に出掛けるのがおすすめです。
2. 元気や活力を与える色
エネルギーをチャージしたいときに役立つのが、活力を与える赤色やオレンジ色です。
赤色は、交感神経を刺激し、やる気や活力を引き出します。しかし、強すぎると興奮しすぎることもあるので、アクセントとして取り入れるのがおすすめです。
オレンジ色は、温かみがあり、元気を与えてくれる色。食欲を増進し、社交性を高める効果もあるため、食卓やリビングに適しています。
3. 集中力を高める色
仕事や勉強に集中したいときには、集中力をサポートする黄色を活用しましょう。
黄色は、脳を刺激する色で、注意力、理解力、記憶力を促進する効果があります。希望や期待のイメージもあり、明るく前向きな気持ちを引き出してくれます。記憶力アップには1分間集中して見ることがおすすめです
4. 安心感を与える色
心が落ち着かないとき、安心感を得たいときにおすすめなのが、心を穏やかにする茶色や木肌色です。
茶色や木肌色は、植物を育む土や大地を連想させる色で、温もりや安心感を与えてくれます。
木製の家具やインテリアに取り入れると、落ち着いた空間を作ることができます。特に、木肌色は人間にとって拠り所となる色です。
ヒノキのお風呂でまったりするが最高の癒しです。
日常生活に色のチカラを取り入れる方法
色彩心理の効果を活かすには、日常生活にうまく取り入れることが大切です。ここでは、簡単にできる実践方法を紹介します。
1. 朝のスタートを明るくする色
朝の気分を前向きにするために、身の回りの色を工夫してみましょう。
例えば、目覚めたときに最初の行動で目に入る洗顔タオルの色を赤色や黄色の暖色系、カラフルな色合いにすると、エネルギーが湧きやすくなります。元気で爽やかな朝を迎えるのにぴったりです。
2. ファッションで気分をコントロール
服の色を変えるだけでも、気持ちが変わります。
黒色や紺色のビジネススーツでいつも定番という場合でも、スカーフやバック、小物の色を替えるだけでも気分転換できます。
自分で選ぶと自分の好きな色しか選ばないので、ときには誰かに選んでもらうこともおすすめです。いつも選ばない色を意識的に選んでみることに挑戦することもおすすめです。色を替えると心が変わります。
3. 食事を楽しむための色
食事の際にも色彩心理を活用できます。赤色や橙色の暖色は、食欲を増進させる色と知られています。
レストランの多くが赤色や橙色を基調としたインテリアを採用しているのは、この色が食事をより美味しく感じさせる効果があるからです。ご家庭でも、ランチョンマットやテーブルクロスの色を替えて、食卓のコーディネイトを楽しんでください。ダイエットしている方は、食欲を抑制させる青色がおすすめです。
まとめ
色の持つチカラを活用することで、心と体の健康を整えることができます。毎日の生活の中で少し色を変えるだけで、気分や体調が良くなるかもしれません。
「今日は何色を選ぼう?」と楽しみながら、自分に合った色を取り入れて、より健康でポジティブな毎日を過ごしましょう!